(有)Y&M企画工房 ちょこっと講座 "未来に続く自然のエネルギー"

皆様、こんにちは。
皆様は世界人口のおよそ4分の1が電気のない生活をしていて、
それ以上の人々が料理や暖房のための現代燃料を利用できていない事をご存じですか?

エネルギーの適切な供給は、経済成長と貧困の撲滅にとって不可欠と言えます
ですが、従来のエネルギー・システムでは環境や健康に与える影響については全世界で懸念されています

そこで、皆様も街中で度々耳にする「SDGs」という取り組みがあり
SDGsが目指す、「持続可能な開発目標」の7番目の取り組み
「エネルギーをみんなに。そしてクリーンに...」というものがあります

抜粋すると・・・
2030年までに、安い値段で、安定的に、現代的なエネルギーを使えるようにする
2030年までに、今までよりエネルギー効率をよくする

などなど、、、

そこで、世界中で注目され、活動しているのが、
「資源をくり返し使える」「二酸化炭素を排出しない」などでよく耳にする
再生可能エネルギー
です


再生可能エネルギーの大きな特徴は2つあり、
1、エネルギー資源が枯渇しないこと
2、温室効果ガスを排出しないこと

様々な再生可能エネルギーによる発電方法は色々ありますが、
今回は、自然エネルギーの利用法の2つをご紹介します


【パッシブエネルギー】
建築的な工夫などで、自然エネルギーを最大限活かし省エネを目指す事を
パッシブシステムと呼ばれ、
ゴーヤを使った緑のカーテンを作ったり、庇(ひさし)をつける事で、
室内に太陽熱や外気温が伝わるのを防ぎ、冷暖房の使用量を減らす取り組みや
太陽光を出来るだけ室内に取り入れる事で照明の使用量を減らす取り組みもあります

エアコン等の電気を使い温度調整するのではなく、
自然の力で、空間を快適に保つ方法のことをさします

矛盾したことを言っているようですが
実際に太陽光を取り入れたいのであれば開口部は大きく、数を増やすことが一番効率的です
また、
太陽熱や外気温を防ぐには、開口部を小さく、数を減らす、塞ぐことが一番効率的となります

では、
太陽光を取り入れながら、太陽熱や外気温を防ぐ事は出来ないのか?
サッシ(窓)の太陽熱や外気温を防ぐ(断熱)性能を高める事で可能になります
性能の高いサッシを使う事で、開口部は大きくして多くの太陽光を取り入れても太陽熱や外気温の侵入を比較的多く防ぐことが出来ます

【アクティブシステム】
機械(装置)を使う方法で得られるエネルギーです
太陽光や、風力エネルギーを利用した発電などがあり
エコキュートは、空気熱を利用した給湯器で、
消費エネルギーの3倍以上の熱を生み出すと言われていたりします

エネファームは電気をガスから発生させるシステムで
導入コストは高くなりますが、電気を発生させる際に、
お湯も作ってくれるので、非常に効率はよいシステムと言われています

機器を動かすのに今までは必要だった、化石燃料の依存度を下げる事で
二酸化炭素の発生を抑制でき、持続可能性を高めることができます


再生可能エネルギーの普及には大きな課題もあり、
導入費用がかかってしまう事や、自然エネルギーだけに
自然環境に影響をうけてしまうという事もあります

しかし、これからの家づくりには、
世界のエネルギーや地球の環境を意識したものが
どんどん主流になっていく
のではないでしょうか

家づくりをお考えの方や、新築やリフォームをお考えの方、
お気軽に、弊社までご相談ください

このブログでは、
その他お役立ち情報や補助金についての情報なども数多く投稿しています
是非過去の投稿も拝見してみて下さい

以上

ちょこっと講座 "未来に続く自然のエネルギー"
でした

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(有)Y&M企画工房 令和7年 新年及び仕事始めのご挨拶

皆様
明けましておめでとうございます
皆様のご愛顧によりまた新しい年を迎えることが出来ました
今年も皆様の期待とご要望にお応え出来ますように
粉骨砕身努力して行く所存で御座います
本年も変わらぬご愛顧のほどお願い申し上げます
また
暖かかったり、突然寒くなったりと
身体には厳しい日々が続いております
身体にはお気を付けてお過ごし下さい
皆様のご健康、ご多幸を心よりお祈り申し上げます

(有)Y&M企画工房 ちょこっと講座 "普段からチェックしておきたいお家のポイント"

建物は長い年月経つことで、経年劣化・老朽化などを起こし住宅の寿命を削っています。
また、最近の問題にもなっている、空き家など人の手が加えられなくなってしまうと途端に老朽化が進みます。
ですが、ある事を意識して頂く事で建物の寿命は伸ばすことが出来ます。

それが
・「建物に異変・異常が無いか」の確認をして頂く事
・定期的なメンテナンスをして頂く事

になります

老朽化した部分は、簡単な修理で対応できる部分もあれば、改修工事・補強工事などの大きな工事が必要となるケースもあります。
場合によってはライフスタイルの変化などを考慮し、建て替えを検討した方が良い場合もあるかもしれません。

当社でも、お客様から修繕をご依頼いただき、実際に調査に伺ってみると、
大規模な修繕が必要だった場合も多くあります。

大事な住宅でずっと快適に過ごすためにも、日頃からお住まいをチェックすることが大切です。

下記に、お住まいのチェックポイントを載せましたので、ぜひご参考にしてみてください。

<屋根に関するチェックポイント>
・屋根にサビが出ているか?
 ∟屋根が腐食して来ている可能性があります、そのままにしておくと雨漏れの原因になるかもしれません
・屋根にコケが生えているか?
 ∟コケを伝って水が屋根の中に入ってしまうかもしれません、そうなると腐食、雨漏れの原因に...
・屋根瓦などに割れなどの破損箇所があるか?
 ∟コケが生えていなくても、瓦が割れていたら屋根の中に水が入ってしまいます
・屋根瓦などにズレている物があるか?
 ∟瓦がズレていると水が...ズレを戻してあげるだけでも効果がありますので、工務店又は業者に連絡する事をオススメします
・屋根からの水を雨樋がちゃんと受け止めているか?
 ∟雨樋が水を受けていない場合は、雨樋の調整が必要になるかも知れません、そのままにすると近隣トラブル等に発展してしまうかも...
・雨樋から水が垂れていないか?
 ∟雨樋の排水箇所が泥や枯葉などで詰まっている可能性があります、そのままにすると最悪雨樋が壊れたりする可能性があります

<外壁に関するチェックポイント>
・外壁にひび割れがないか?
 ∟ヒビから水が入り下地など内部の木材にカビや腐食のリスクがあります、張り替えとまでは言いませんがシーリング処理をして防水をするといいと思います
・外壁を触ってみると手が白く汚れないか?
 ∟手が白く汚れる事を、「チョーキング現象」といい、雨や紫外線によって外壁の塗膜が劣化し、防水性、耐水性を失っている事を意味します、そのままでも弊害が無い様に見えますが、何もしないと劣化が進み、外壁にヒビ割れや腐食がおきてきて、内部に水が入ってきて...
「チョーキング現象」を発見したら、外壁の塗替えをオススメします
・外壁にカビやコケの汚れがないか?
 ∟カビやコケが生えている事で外壁の劣化を早めることになります
・サイディングのコーキングがひび割れていないか?
 ∟水が入ってしまい内部の腐食等の原因になる可能性があります

<基礎・土台に関するチェックポイント>
・基礎にひび割れがないか?
 ∟ひび割れがあると内部の鉄筋などが酸化、腐食してしまう可能性があります
・基礎にサビがみられないか?
 ∟基礎のどこからか水が入っている可能性があります
・室内を歩いていて床が下がるなどの箇所が無いか?
 ∟土台が腐食している可能性があります
・室内または室外の木の表面に穴や「うねうね」とした溝の線がないか?
 ∟それは「蟻道」というシロアリが木を食べた跡かもしれません

<外装周り・エクステリアに関するチェックポイント>
・樋の外れ、割れ、水漏れがないか?
 ∟外れているだけなら直せますが、割れていると交換しないといけないかもしれません..
・サッシのすべりが悪い、引っ掛かる、重くなるなどの症状はないか?
 ∟サッシの建て入れ調整で改善する可能性があります
・バルコニーやガレージにサビが出ている
 ∟腐食が進んでしまうので、さび止め処理など対策をしましょう
・バルコニーの床など防水処理のしてある箇所でひび割れや破損した所はないか?
 ∟ヒビから内部に水が浸透し腐食の原因になるかも知れません
・門扉に(白っぽい等の)変色していないか?
 ∟表面の塗膜が劣化していてサビや腐食の原因になる可能性があります
・ブロック塀などの塀に亀裂・破損箇所がないか?
 ∟亀裂・破損があまりに酷いと最悪の場合倒壊の可能性もあるので注意が必要です
・ポーチなどがタイルが割れていたり剥がれていたりしないか?
 ∟隙間から水や砂などが入りタイルの剥がれなどの被害が拡大する可能性があります
・テラス屋根やカーポート屋根などに使われるポリカーボネイト屋根が割れていたり、外れていないか?
 ∟割れたり、外れたりする原因を追究し対策を取りましょう(雪の落雪が原因の場合、雪止めの増設など)

<内装に関するチェックポイント>
・天井に壁紙のハガレ、シミ、たわみがないか?
 ∟雨漏れを起こしている可能性があります
・壁に割れ、浮き、カビがないか?
 ∟地震・雨漏れ・日常生活による湿気・結露など原因は無数に考えられます
・床に浮き、軋み、シミ、傾斜がないか?
 ∟床板の変形、土台の変形・湿気・土台等の腐食・シロアリ被害など原因は無数に考えられます
・壁紙が剥がれている所はないか?
 ∟湿気・壁紙の収縮によるものなど
 (早いうちであれば再度張ることが出来ます。そのまま時間が経ってしまうと壁紙が乾燥収縮して張付けが困難になります)
・建具 扉の場合に開閉時、床や壁に扉を擦るや締まりが悪いなどの症状はないか?
 ∟建具を調整する事で改善することがあります
・建具 引き戸の場合に開閉時、すべりが悪い、引っ掛かる、重くなるなどの症状はないか?
 ∟建具を調整する事で改善することがあります
・頻繁にブレーカーが落ちる事はないか?
 ∟どういう状況で落ちる事が多いのか確認をして、工務店・業者に連絡をしましょう
・室内の壁や天井に水が垂れてる様なシミや破門状に広がっているシミが出来ていないか?
 ∟屋根などから雨漏れが起きている可能性があります

<トイレに関するチェックポイント>
・ウォシュレットの出が悪くないか?
 ∟ウォシュレット・フィルターの掃除をしてますか?取扱説明書を見てみましょう
・便器や便座のガタつき、水漏れがないか?
 ∟取付金具が緩んでいる可能性があります

<キッチンに関するチェックポイント>
・流しの排水が悪くなってないか、水漏れがないか?
 ∟排水管のどこかで油などが固まって詰まっているかも...
 ∟排水管をタオルなどで拭いてから触ってみて濡れている場合は水漏れの可能性があります
・キッチンパネルやシンクの天板などにひび割れなどがないか?
 ∟建物など内部に水が浸透する可能性があり、カビや腐食の可能性も...
・防水処理がされた箇所のコーキングが剝がれていたりしていないか?
 ∟建物など内部に水が漏れる可能性があり、腐食の可能性も...

<浴室・洗面所に関するチェックポイント>
・浴室のタイルの剥がれ・割れがないか?
 ∟下地内部に水が漏れる可能性があり、断熱性能の低下や腐食の可能性も...
・タイルの目地が剥がれてないか?
 ∟下地内部に水が漏れる可能性があり、断熱性能の低下や腐食の可能性、タイルの剥離など
・浴室の壁などのコーキングが剥がれていないか?
 ∟建物など内部に水が漏れる可能性があり、断熱性能の低下や腐食の可能性も...
・浴槽にヒビや割れがないか?
 ∟水漏れの原因になり腐食の原因にもなります
・洗面台の流しにヒビや割れがないか?
 ∟水漏れの原因になります

<改修をオススメする気になる・こうしたいポイント>
・室内が寒い、外の音が気になる

・防犯対策をしたい

・朝など床が冷たい
 ・床暖房にしたい

・部屋を改装したい
 ・クロスの張り替えをしたい
 ・和室を洋室に変えたい

・トイレの改修工事
 ・便器の交換をしたい
 ・ウォシュレットに変えたい

・キッチンの改修工事
 ・キッチンを広くしたい
 ・収納を増やしたい
 ・食洗器付きキッチンに交換したい

・浴室・洗面所の改修工事
 ・浴室をバリアフリーに改修したい
 ・浴室暖房、浴室乾燥機をつけたい
 ・浴室をユニットバスにしたい
 ・洗面台をシャワー付き洗面化粧台に変えたい
 ・給湯器を交換したい

・その他改修工事

いかがだったでしょうか。
「このくらいだったらまだ気にしなくていいか...」
「もう少し状態が悪化してからでいいや」
など
先延ばしにする事も多々あると思いますが、
放っておくと被害はどんどん悪化してしまいます
日頃からお住まいをチェックし、なるべく早い段階で被害の発見・修理することで
安心出来る建物を維持することが出来、修理などの費用を少なく抑えることが出来ます。

皆様の安心・安全を守る事ができる住宅を毎日、毎週、毎月じゃなくても良いので定期的に診てあげて下さい

今のお住まいで気になる所、不安を感じている所がある方や
これからお住まいをご検討されている方は、どこに注意して建てるのが良いのか?など
ご相談を受付させていただいています。
気兼ねなくご連絡ください


以上

ちょこっと講座 "普段からチェックしておきたいお家のポイント"
でした

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(有)Y&M企画工房 ちょこっと講座 "失敗例から学ぶ家づくり・土地探し"

皆様は、「家づくり」をするにあたり、先ず何から行動を始めますか?
「予算」「住宅の規模」「間取り」「土地」等々
何処から始めても間違いがある訳ではありません

今回は
住宅を建てる場所、「土地」について実例を参考にお話をしたいと思います。

「土地探し」と一言で言っても
「土地」について、
何が良い土地で、何が悪い土地なのか?

判断が難しく分かり辛いものです。

又、「良い土地」があったとしても
出てきたらすぐに売れてしまう事も多々あります。

その為、
できる事なら見つけた時に買っておきたい...
ですが「土地」は何百万円何千万円とする高価なものです。
ですので、衝動的に買うわけにもいきませんよね。

要するに、取り扱いが途轍もなく難しいのが「土地」という事です。

先日、ある勉強会に参加して来たのですが、
その勉強会のテーマが
「お客様が土地購入をした際の失敗例とその対策及び考慮すべき事」
というテーマ
でして、
今後、皆様のお役に立てて頂ける様な内容でしたので、ご紹介します。


(ケース1)
・隣の空き地にマンションが建ってしまった

日差しの入る、明るい一戸建てを希望+しており、
南側に広い平面月極駐車場のある土地を購入

吹き抜けのある広々とした家を建築。

数年後、駐車場の場所にマンションが建ってしまい、
家は薄暗い印象の家に。

ケース1の様に
マンションが建つという事は駅前やビル等が建ち並ぶ商業地域などの近くなら
そういったケースにあう可能性も多々ある
と思いますが
上記の地域から少し離れた団地等の住宅地の場合は、レアなケースだと思います。
ですが、広い駐車場や空き地などは、
いずれ住宅や集合住宅などが建ってしまう可能性がある
という事は
想定しておく必要があるかもしれません。


(ケース2)
・角地で便利だが、ゴミの問題があった

数十メートルで幹線道路に出られる
便利な立地の角地を一目ぼれで購入

好立地な割に割安な土地だったが、
工事を始めたのちに、目の前が
ゴミ集積所であった
ことに気づく。

家が建ち実際に住み始めると、
カラスなどによってゴミ袋が荒らされたり
また、ゴミ収集日にニオイが気になったり
しました。

自宅前であるため、ゴミの日に
毎回掃除をすることに
なりました。

ケース2の場合
先ず、土地が他より割安の場合は「何か安くなる要因がある」と思う様にして下さい。
又、ゴミ問題に関しては、自治体などに連絡する事で
カラスに荒らされない、汚されない様な対処や臭気問題に対する対応をして貰える可能性があります

ですが、ご自身で改善の為に相談などの行動して頂かなければ、誰も対処・対応はしてくれない
上記のケースの様に「毎日掃除をしている」なんて事になるかも知れません。
そういったご自身の手間を掛けたくない場合は土地を購入する際に、
ゴミ集積所の場所などの確認して、実際にここで住んでいる想像が出来るといいと思います。


(ケース3)
・日中の"抜け道"に面した土地のため、子どもを庭で遊ばせられない

子どもをのびのびと遊ばせたいと考え、
公園が近く、庭も広く取れる土地を購入

しかし、土地の目の前にある道路は、
日中、いわゆる"抜け道"となっていて、
思いのほか車の往来が激しいことが発覚

子供が公園に行きたがるときも、
庭で遊びたがる際にも、
道路に飛び出したら危ないので目を離せません

ケース3の場合
家に面した道路の交通量や周辺道路の交通量は
出勤・退勤の時間帯はかなりの交通量があり
昼の時間帯全く車が通らないなど、時間帯によって全く違います。

ですので、近隣の交通量を調べる事は家族の安全、不安の解消にとても大切なことと言えます。
特に子供が小さいうちは日中の交通量、子供と外に行く事の多い時間帯の交通量も把握しておく
より安心できると思います。


(ケース4)
・風の強い日に砂埃が飛んできて洗濯物が干せない

子どもの通学に便利がよいところを探していて、
小中学校が近い土地を購入

しかしこれがあだとなり、
風の強い日は校庭の砂埃が飛んでくるため
洗濯物を外に干せません

天気がよくても、洗濯物は室内干しとなり、
また布団はクリーニングに出すようになり、
意外な出費がかさむことに

ケース4の場合
子育て世代に学校の近くの土地は人気ですが、
近すぎると騒音や砂ぼこりも被ることになるかも知れません。
ですが、砂ぼこり問題は、建物を建てる位置や向き、間取りなどで軽減できる可能性があります。

庭及び1階外部に洗濯物を干す場合
・庭の位置を風下側になる様に建物を建てる(風の吹いてくる方に建物を建てる)事で
 飛んでくる砂を建物で防ぐ事で洗濯物に付着する砂を軽減する
・1階外部(犬走り、土間、デッキなど)に干す時は、建物の形、間取りを変え、
 風の吹いてくる方向に部屋を配置したりする事で壁を造る様にする事で洗濯物に付着する砂を軽減させる

バルコニーなど2階以上の外部で洗濯物を干す場合
・バルコニーの位置を風下方向になる様に配置する事で
 飛んでくる砂を建物で防ぐ事で洗濯物に付着する砂を軽減する
・バルコニーの位置を風下方向になる様に建物の向きを変える事で
 飛んでくる砂を建物で防ぐ事で洗濯物に付着する砂を軽減する
・2階以上の外部(バルコニー、テラスなど)に干す時は、
 風の吹いてくる方向に壁を造る様にする事で洗濯物に付着する砂を軽減させる

※上記の対応を行ったとしても
 あくまで、軽減なので全く飛んで来ないという保証は出来ない事をご了承下さい

以上、土地探しの失敗例をご紹介しました。


又、家づくりでも思わぬ失敗をしてしまう事もあるようです。

(ケース5)
・日当たりを考えて家作りをしたのに、夏がとても暑くなってしまった

学校や駅も程近い利便性のよい土地を購入
土地の形が旗竿状になった旗竿地で、

安く買うことができたものの、
周りを家に囲まれているので

1階は暗くなることが予想されました。

そこでキッチンやリビングを2階に配置し、
トップライト(天窓)をたくさん設けました。

明るさは確保できたものの、
夏の2階の暑さに悩まされる
ことに。


ケース5の場合
トップライト(天窓)を取り付ける際は、
太陽光が過度に入ってこないか施工者に相談して、取付けましょう
そして、光が入らないとしても天窓ではなく、窓の位置や大きさ、取付高さを変える事で
多少改善する
と思います。
又、どうしてもたくさんトップライト取り付けたい場合は、
窓の断熱性が高い物を取り付けるというのも効果があるかと思います。


土地は高価なものなので、失敗したからと言って
簡単に買い換えられるものではありません

私たちは土地を提案する場合には、
細かな下調べを行った上で、
お客様と密にご相談させていただいています。

以上

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(有)Y&M企画工房 ちょこっと講座 "4畳半の空間"

今回は、4畳半の空間に関するお話をさせていただきます。

4畳半の空間と言われるとどんな部屋を思い浮かべるでしょうか?

今の時代、1Kの部屋だと7畳から8畳くらいの広さが一般的だと思います。
また、新築や増築などで部屋を構想する場合
小さい部屋と言っても6畳分くらいの広さが無いと狭いと思われる方々がほとんどでした。
リビングや夫婦の寝室などにおいては、8畳分の広さは欲しいと思っています。

もちろんですが、
「部屋に机、タンス、ベッドなどを極力置かない」
「各部屋やリビング、寝室など6畳も8畳も無くても気にならない」のであれば、
4畳半などの小さい部屋でも良いと思います。
なので、小さい部屋が良い、悪いという訳ではありませんが、
「4畳半などの小さい部屋を見なくなって来ている世の中だ」
というのが現状です。

ですが、今でも4畳半で建てて欲しいとご要望頂く部屋があります。
それが、「和室」です。


何故、和室は今でも4畳半で建てられる事があるのでしょうか?

依頼される場合の
主な利用目的が子供の遊び場や家族の趣味目的、客間などです
その為、想定される利用人数が1人~2人、多くても3人程度の少人数であり
利用目的から荷物等は押入や物入などで収める様にすれば、十分な広さと言えるかも知れません。

又、4畳半というと、人と人の距離が近くなる事で相手の声が聞き取りやすいなど
部屋が小さいが故に「自分の時間に集中出来る」「落ち着く」と言われたことがあります。

これらの利用目的や利用人数だけを見ると「和室」じゃなくても良いかもしれませんが
「和室」でなければいけない理由は他にあると思っています。

それが、
素足で歩きたくなる畳の肌触り
和室の独特な印象を表すイグサの香り
和室の象徴ともいえる木目の際立つあらわしの柱達
他とは比較にならない程濃厚な木の香り等

にある
と私は思っています

又、イグサの香りには様々な効果があるとされていて
リラックス効果、鎮静作用、ストレスの減少、殺菌作用などの効果ある
とされていて
ガンを防ぐNK細胞の活性化なんて効果があるかもしれない
とも言われています。

木の香りにも、リラックス効果、ストレス抑制、血圧低下などの効果があり
木材自体にも、防虫効果や調湿効果、消臭・抗菌効果、接触による癒し効果
が証明されています。

先程の話の「集中出来る」「落ち着く」
和室だったからこそ、さらに効果を実感出来ていたのだと思います

つまり
和室は「癒し」を追求した空間という事です。
「日本人だからか、和室だとやっぱり落ち着く」というのは、
科学的に立証された事実であり、
潜在的に「癒し」を求めて和室を求めているのかも知れません

和室の話が長くなってしまいましたが、4畳半の部屋についての話に戻りましょう。

4畳半の小さな部屋で言うのであれば、「茶室」なんてモノも有名で代表的かも知れません

茶室とは...
茶事を行うための場所であり、日本独特の建築様式を用い、四畳半を基準とした、中央に炉を切り、床の間・にじり口などがついている部屋の事。囲(かこい)や、数寄屋(すきや)とも言われ、
広さは主に、方丈、つまり1丈(10尺=約3m)四方なので、
畳を敷くと、4畳半の正方形となります。

4畳半というと、人と人の距離が近くなり
物などを置くスペースを確保する事は難しい広さとなっています。

しかし、その簡素簡略の境地こそ「わび」の精神を重んじたものが「侘茶」と呼ばれ、
千利休が追求した「草庵の茶」が、そう呼ばれる様になったそうです。

小さな4畳半ですが、採光には工夫がなされており
2枚引の障子戸にするのを止めて、60センチ四方のにじり口にして
光を遮り、土壁に窓を小さく開け、スポットライトのように光が差し込むように工夫し、
それが光と影のコントラストを生み出したそうです。

利休の時代、茶人の中心は
主に都会に住む町衆達だったそうで、
都会にいながら山里の空間を楽しめる茶室を
心より楽しんでいたとの内容も残されています。

これらの事から、
4畳半という小さな空間でも、
用途を明確にしたうえで工夫する事により
特別な空間として輝かせる事が出来、

小さい空間であるが故に、
その人の個性や、手がけた人の技術などを、より強く感じる事が出来るのだと思っています。

皆様が思い描く、理想、構想...
そんな特別な空間を実現させる為に
弊社に協力させて頂きたいと思っております。

家づくりでお悩みの方や、新築やリフォームをお考えの方、
お気軽に、弊社までご相談ください。

以上

ちょこっと講座 "4畳半の空間"
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(有)Y&M企画工房 新規ページ "リフォーム・リノベーションについて" 開設!!

皆様いつもご愛読頂きありがとうございます

今回、弊社 (有)Y&M企画工房ホームページ より
新規ページが開設されました

タイトルは
"リフォーム・リノベーションについて"
となっています

ページ内容
・リフォーム・リノベーションについて
・リフォーム・リノベーションの違いとは何なのか?
・実際のリフォーム工事のビフォーアフター
・実際のリノベーション工事のビフォーアフター
・建物のお医者さん「住医集団・福島」について

となっています

是非閲覧してみて下さい

リフォーム・リノベーションについて
下記、リンクより閲覧できます
リンクはこちら

(有)Y&M企画工房 ちょこっと講座 "木造住宅と火事"

今回は、 「木造住宅と火事について」お話したいと思います

突然ですが、
皆様は『「家の造り・骨組みについて」イメージする材料は何ですか?』と聞かれると
何を思い浮かべますか?

さまざまなお客様とお話をしていると、
「木造住宅」「鉄骨住宅」と答える方が多くいらっしゃいました。

又、
それぞれの特徴のイメージをお聞きすると
木造住宅は「燃えやすい」「火事に弱い」「価格が安い」
鉄骨住宅は「燃えづらい」「火事に強い」「価格が高い」
というイメージ
の様で
火事の際は鉄骨住宅の方が安心・安全と考えている人が多いようです。

しかし、実は木造住宅は火事に強いと言われています。

「木造住宅は燃えやすい」というイメージは根強いものですが、
木造住宅には、
火事が起きたときに、燃えて崩れるまでの時間がかなり長いという特性

があります。

同じサイズの木と鉄に、住宅と同じような荷重をかけながら燃やすと、
鉄は5分後には強度が元の半分以下になります。
さらに10分後には元の強度の20%程度になり、
荷重で曲がってしまいます。

しかし、木は10分間燃やし続けても表面が炭化するのみで、
内側までは燃えずに80%程度の高い強度をキープします。
燃えた木の表面が炭化するとそれがバリアのような役目を果たし、
内側の部分に炎によるダメージが到達しにくくなるためです。

この性質のおかげで 木は燃えても「一気に強度が下がる」
ということがない
ため、万が一の火事のときでも、避難のために
十分な時間をかけられ
ます。

崩れ落ちる前に消火ができれば 被害も最小限におさえることができます。

ただし、注意しておきたいのが、木造住宅がいくら火事に
強いといっても、木材が炭化するほどの火事が起きてしまったら、
そのあと住み続けるのは難しいということです。

木造住宅の場合はあくまで、火事が起きてから
家の耐久性が落ちて崩れ落ちるまでの時間が長く、
十分な避難時間を稼げるという点
です。

これから家を建てるという人は、火事に強い 準耐火建築物として
設計建築するのがおすすめ
です。
また、火事に強い家を建てることに加えて、
火事に遭わないよう、火の取り扱いに十分気をつけること
もちろん大切です。

現在は、 火を使わないIH調理器具やオール電化の家が主流となっていますが、
最近では、
電気代が上がって来ている事や停電などの災害時でも使う事が出来る
「ガス」が再度注目されています。

その為、火の取り扱いに十分気をつけることがとても大切と言えるでしょう。

また、家を建てるにあたり、 地域の人とのコミュニケーションを取ることで、
さまざまなトラブルの回避につながります。


鉄骨住宅にも、
耐久性、耐震性に優れ、大きな空間や間取りなどのレイアウトが可能など
さまざまなメリット・デメリットがあり、
木造住宅にも、さまざまなメリット・デメリットがある為、

結局のところ、お客様が「どの様な家にしたいのか?」になってしまいますが、
木造住宅は、火事に遭ったときでも十分な強度を保ち、避難するまでの時間を稼ぐことが出来る為、
住んでいる方の命を守る事が出来るという大きなメリットがあります。

万が一の火事に備えて、
木造住宅を建てるということを私たちはご提案させて頂いています。

以上

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(有)Y&M企画工房 ちょこっと講座 "地震対策について"

日本は地震大国と呼ばれる程、地震が多く発生する国であり、
最近では、
南海トラフ地震警戒注意報が発令される原因となった宮崎県の地震や
石川県の地震、熊本県の地震など

発生する地震の強さについても世界から比べると比較的強い地震が多いと言われています。
その為に日本で家を建てる際は「地震対策」について考える事は必須と言えるものとなります。

国の地震調査委員会という組織では今後30年以内に
震度6弱以上の激しい揺れに襲われる確率を示した予測地図を公開
しています。

是非、「地震調査委員会」と調べてみて下さい。

それでは、実際に大地震が起きた時、建物はどうあるべきでしょうか?
安全性の指針・目標として以下の考え方があります。

①「人命を守る」
 建物の崩壊・倒壊を防ぐ。家具などの転倒を防ぐ、火災の発生を防ぐetc.

②「財産・資産を守る」
 個人・企業などが自ら保有する財産や資産を地震により損壊することを防ぐ

③「機能を守る」
建物固有の機能(生活・事業・社会的使命等)が停止することを防ぐ

上記の安全性の指針・目標を達成するために、日々さまざまな耐震技術が研究・開発がされています。

それらの中で代表的な耐震技術として、
地震の揺れを耐える「耐震構造」
地震時の揺れを抑える「制震構造」
地震の揺れを伝えさせない「免震構造」

の3種類があります

今回はこの3種類の違いをお話したいと思います。

「制震構造」について
「制震構造」とは、建物内にダンパーなどのエネルギー収部材を使って地震の揺れ・振動を吸収する構造
建物の内部にダンパーや重りなどで構成された制震装置を設けて、地震による揺れを小さくします。


高層ビルやタワーマンションといった高い建物は、上階ほど揺れが大きくなる傾向がありますが、制震構造を採用することで、上階における揺れの増幅を緩和できます

制震は、免震とは異なり、建物と地盤が切り離されているわけではありません。
地盤の揺れは建物に直接伝わってしまいますが、ダンパーなどの制震装置が揺れを熱エネルギーに転換して、空気中に放出してくれます。
その結果、揺れが小さくなり、建物を倒壊しにくくします


制震構造のメリット

建設コストが安く揺れに強い
制震のメリットは、建設コストが免震と比べると安いことです。
また、耐震よりも地震による被害を抑えることができます。
繰り返しの揺れにも強いため、余震による建物の被害も受けにくくできます。


メンテナンスが容易
メンテナンスが比較的簡単なことも、制震のメリットのひとつです。
地震が起きたあとも、ダンパーの取り替えやメンテナンスは必要ありません。

ただ、ダンパーの種類によっては、装置の定期的な点検が必要です。
例えば、オイルダンパーの場合はオイル漏れが起きていないかゴムダンパーの場合は気温の変化による劣化が起きていないかなどの点検です。
他にも、鋼材ダンパーがありますが、こちらは定期的なメンテナンスは不要です。


台風などによる揺れにも強い
免震は、地震による揺れには発揮しますが、台風など強風による揺れにはあまり効果がありません制震はさまざまな揺れに効果を発揮します。
さまざまな揺れに対応したい場合は、制震を選ぶとよいでしょう。


制震構造のデメリット

装置の設置場所や数が効果に影響する
戸建ての場合、あとから制震装置を設置する場合もあるでしょう。
このとき、制震の装置を設置する場所や数によっては効果に影響が出ます

制震の装置には効果を発揮できる位置があるため、建物の構造上、適切な位置への設置が難しい場合は効果が出にくいことが考えられます。


地盤の影響を受けやすい
制震は、地盤の影響を受けやすい特徴があります。
そのため地盤が軟弱な土地に建てられたマンションの場合、制震構造が備わっていても、十分な制震効果が得られない可能性があります

また制震は地震の揺れを吸収する仕組みですが、地表面に近い1階は地表面と同じくらい揺れが伝わります

「免震構造」について
「免震構造」とは、地震の揺れが建物へ直に伝わりにくくする為、建物と地盤を切り離した構造
もちろん建物が宙に浮いているわけではありませんが、建物と基礎の間に特殊な免震装置を設けることで、地震の力を受け流して建物の揺れを少なくします

免震の大きな特徴は、耐震や制震と比較して、大きな地震が発生しても建物は揺れにくいことです。
揺れを吸収するダンパーや、ベアリング、積層ゴムなどによって構成される
「免震装置」を建物の下に設置する事で免震装置が地震の揺れを吸収してくれる為、
建物を倒壊しにくくする仕組み
となります。


免震構造のメリット

地震による揺れが小さい
耐震や制震と比較して地震による揺れが小さいことは、免震の最大のメリットです。
前述のとおり、建物と地盤が切り離されているため、
地震が発生しても建物が大きく揺れることはありません。

免震は、地震に対する最も優れた構造といえるでしょう。


家具が倒れにくい
地震が発生すると、家具の転倒などにより怪我をする可能性もあります。
免震の場合は、建物の揺れを小さくできるため、家具の転倒や移動、物の落下なども起こりにくくなります。


建物内部が損傷を防止できる
建物内部が損傷しにくいことも免震のメリットです。
地震が発生すると、壁の内部や部材の接合部などが損傷してしまうケースもあります。
免震の建物であれば、通常は目に見えない部分も損傷しにくくなるため、大切な資産をしっかりと守れるでしょう。

免震構造のデメリット

横揺れの地震以外には効果を発揮しにくい
免震は横揺れの地震には大きな効果を発揮しますが、縦揺れの地震には効果を発揮しません。
また台風などの強風には効果が少ないと言われています。


コストが高い
免震は耐震や制震に比べ、コストが高く、施工会社も限られています。
また定期的な点検と、メンテナンスや交換が必要となり、ランニングコストもかかります。


歴史が浅い
耐震や制震に比べて、免震の歴史はまだ浅い工法です。
免震装置に使用されているゴムの耐用年数は60〜80年といわれていますが、免震の建物がそれほど古くなっていないため、完全に実証されているわけではありません。

「耐震構造」について
「耐震構造」とは、建物を強くする構造
筋交いや面材、部材の接合部を金具で補強したりする事で、
建物の地震に耐える強度を高める構造です

耐震は、最も一般的な構造であり、一戸建て住宅やマンション、オフィスビルや学校といったさまざまな建物で採用されています

又、
「建築基準法」という法律では、耐震基準が定められており
建物を建てるために必要な最低限度の耐震性能の基準です。
耐震基準に適合していない建物は、建築の許可が下りない仕組みになっています。
似た言葉で「耐震等級」という物もあります。

耐震等級とは
地震に対する建物の強度を示す指標
で、住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)で定められており、建築基準法が定める最低限の耐震性能よりも高い強度の基準となっています。

今回は「地震対策・耐震技術」についてのお話でだいぶ長く付き合って頂いてますので
「耐震等級」については別の機会にお話出来ればと思います


耐震構造のメリット

建設コストが安い
免震や制震と比較して建設コストが安いことは、耐震の大きなメリットです。そもそも建築時は、建築基準法による耐震基準を満たす必要があるため、建物を建てる際に耐震の建物はできあがります。
ただし、建築基準法で定められているのは最低限の基準であるため、より地震に強い建物を建てたい場合は、コストをかけて補強することも検討しましょう。


工期が短い
工期が短いことも耐震のメリットのひとつです。
耐震は、最も多く採用されている構造であり、免震や制震ほどの特殊な工事は必要ないため、工期がそれほど長くかかりません。


自由に設計しやすい
設計上の制約が少ないことも耐震のメリットといえるでしょう。
免震を採用すると地下室が設けられなかったり、装置を設置するスペースが必要になったりしますが、耐震においては大きな制約はありません。
ただし、補強のための筋かいや耐震壁などによって、開口の位置や大きさが制限されるケースもあるため、事前によく検討することが大切です。

耐震構造のデメリット

上の階ほど揺れが大きくなる
耐震の場合、地盤の揺れが直接的に建物に伝わってしまうため、大きな揺れを感じるケースも多いでしょう。
とくに高層のマンションは上の階ほど揺れが大きくなってしまいます。


家具の転倒などによる事故が起こりやすい
家具の転倒や物の落下といった二次被害が起こりやすいことも、耐震のデメリットのひとつです。
建物の損傷がない場合でも、家具が倒れて怪我をする可能性もあるため、家具を壁に固定しておくなど、できる限りの対策をしておきましょう。


繰り返しの揺れに弱い
建物は頑丈ではあるものの、何度も地震力を受けることで部材の損傷が大きくなり、最悪の場合、倒壊してしまう可能性もあります。
揺れが頻発したときや、大きな地震が発生した後は、適切な点検とメンテナンスを行いましょう。


以上が耐震技術の説明となります。

今回は、地震に対応するための構造である、耐震、免震、制震の特徴や違いを紹介しました。

また、これらの工法は組み合わせて使われることもあります。
耐震+免震構造や耐震+制震構造などです。
ですが、どの構造で建てられた住宅であっても、
完全に地震による被害をなくせるわけではありません。

家具が転倒しないよう壁に固定しておくなど、自分でできる地震対策をして頂くことも大切です。

地域や建てたい家、リフォーム、増築、予算など様々な要因もあると思いますが、
それぞれの構造にメリットデメリットがあり、
ここまで読んで頂いた方々でも
「ご自身の要望を叶える為には、どの地震対策がその建物にあっているのか?」など
分からない事はまだまだ多くあると思います。
その疑問を解決する為に私たちがいますので、気兼ねなくご相談ください

今回のお話で大切なものを守る為の技術を知っていただけたと思います。
今後の家づくり等にお役立ち頂けましたら幸いです。
今回はとても長くなってしまいましたが、ここまで読んで頂きありがとうございました

以上

ちょこっと講座 "地震対策について"
でした

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(有)Y&M企画工房 ちょこっと講座 "災害時の備え"

近頃、地震などがまた増えて来ている様に思います。
又、地震にだけ気を付けていても、
台風や豪雨災害、豪雪被害など気にしなければいけない事が沢山あります

そんな、自然災害が多い日本だからこそ...

今回は災害時に家から逃げ出す時のことについてお話したいと思います。

災害時に備えた準備は、
「1次持ち出し品」「2次持ち出し品」に分けて準備しておく様にすると良いです。

「1次持ち出し品」とは
避難時にすぐに持ち出すべき、必要最低限の備えの事
です。
主に最初の1~2日間のために備えるものになります。

非常持ち出し袋にいれておき、
非常時に持ち出しやすい場所に置いておくことが大切です

大人2人×1日分として、以下をご参考に中身を準備して頂くといいと思います。

持ち出し品リスト
<食料・飲料>
・飲料水(500ml×8~10本)
・非常食(乾パンやレトルト、ゼリー状の食品など2箱程度)

<停電時用>
・懐中電灯(予備電池含め2個)
・ろうそく(2本+マッチ・ライター×2つ)
・携帯ラジオ(手巻き充電式が望ましい)

<医薬品>
・救急セット(常備薬、三角巾、包帯、ガーゼ、脱脂、
 ばんそうこう、ハサミ、ピンセット、消毒薬、整腸剤、
 持病のある方はそのための薬(薬品名のメモも))
 (救急ボックスなどのセットで売っているものが便利です)

<生活・衛生用品>
・レジャーシート(1人あたり1畳分程度)
・タオル(4枚~、多めがよい
・ポリ袋(大きめを10枚程度)
・トイレットペーパー
 (1ロール、水に溶けるため、ティッシュより使いやすい)
・ウエットティッシュ(2個~)
・簡易食器セット(家族分)

<貴重品>
・現金(硬貨も)
・身分証明書、保険証、住民票のコピー
・預貯金通帳、印鑑
・権利書、各種カードなど


<避難・救助用品>
・笛、コンパス、ナイフ、ロープ(7m以上)
・シャベル、バール、ノコギリ、

 ハンマー等の工具(小型のアウトドアグッズが持ち運びに便利)


次に、「2次持ち出し品」についてですが、

「2次持ち出し品」とは
最初の避難の後に再度自宅から避難所へ持ち出し、
3~4日間の避難生活を送るためのものです。

基本的には、「1次持ち出し品」の内容の物を用意して頂ければ問題ないのですが、
それらに加え、+αとして飲料類や
食料、衣料品、生活用品を無理のない範囲で準備をしておく
と良いと思います。

生活用品は、卓上コンロ+ガスボンベをはじめとした物で、
アウトドアやキャンプなどで使う物を思い浮かべるとイメージしやすいかもしれません。

ですが、
上記の「持ち出し品リスト」は参考程度として捉えて、
ご自身で考えて頂き、持ち出し品を備えて頂く事をオススメします。

災害時持ち出し品とは
万が一という目に見えないものに対して備える物なので何が起きても対応出来る様に
色々な物を揃えた方が安心出来る気持ちは分かります
食料なども多いに越したことはないでしょう

ですが、自身の行動などに支障が出てしまう量の荷物
自身や家族などの、身近な人、又は顔も知らない様な関係のない人にまで
危険が及ぶ可能性があります。

なので初めにもお話をさせて頂きましたが、
「必要最低限の備え」を意識して備えることが大切なのです。

私たちの家づくりでは、当然
「家族を守れる災害に強い家・安全を確保しやすい間取り」
といったことにもこだわっています
が、
こういった避難をする場合に
「持ち出し品(特に1次持ち出し品)」を常々どこに確保しておくか、
といったところにまで気を払い、お客様と一緒に間取りを考えています。

住宅や土地などは皆様の財産です
ですが、
一番に大切にして頂きたいのは、
皆様のである事をご理解頂きたいと思います

以上

ちょこっと講座 "災害時の備え"
でした

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